ビザ問題にわくわく?

2022年5月現在、私たちはタンザニアの長期滞在ビザを申請するための申請作業に四苦八苦しています。

今日はその四苦八苦経験をお話しようと思います。

目次

ビザとは?

まず、「ビザ」と聞いて、「ハテナ?」という方もいるのではないでしょうか。

「ビザって、チーズがとろ〜りとのった、みんな大好きなあの食べ物でしょ?」

ピザの写真(PhotoAC)

……

………

いいえ、それはピザです。

クレジットカードの種類に「VISAカード」というものもありますが、これも別物です。

「VISAとは」とGoogle検索をしてみると、以下のような説明がありました。

ビザとは入国許可証としての役割を果たすもので、査証ともいわれます。国家が自国民以外に対して、パスポートが有効であり入国しても差し支えがないことを証明する書類です。誰にでもビザが発行されるわけではなく、犯罪歴がある人など、身元審査で不適格とされた場合は入国が許可されません。

 渡航先によっては、観光旅行などの短期滞在でもビザの発行が必要になります。ビザを発行していない場合は、飛行機で渡航先に向かったとしても、入国許可が得られないのでそのまま日本に引き返さなくてはならなくなります。なお、短期の旅行であればビザなしで入国できる国は多数あります。外務省によると、2020年12月時点で日本人がビザなしで入国できるのは、68の国と地域が存在すると発表されています。これは世界ランキング1位を誇っており、日本のパスポートの信用度の高さがうかがえます。 

タビサポより引用 (https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/tabisapo/prepare/visa.jsp)

日本から外国に行く際に、事前にこのVISAを申請して許可をもらわないと入国できない国々もあるということを覚えておいてください。

外国人が日本に来るときも同じです。

そしてこのビザの種類にも、旅行をする人は「観光ビザ」、出張やビジネスなど現地で仕事をする人は「就労ビザ」、学生が大学などに留学する人は「学生ビザ」など、目的に応じて取得するビザの種類も、費用も変わります。

また、その中にも「短期ビザ」「長期ビザ」があり、滞在日数によってその種類が変わります。

このルールは国によって様々です。

タンザニアのビザ

さて、私たちは今、タンザニアの「長期ビザ」を取得するために四苦八苦しています。

四苦八苦どころか、その2倍の八苦十六苦くらい苦労しています。笑

タンザニアの長期ビザは、「就労許可(Work Permit)」「居住許可(Resident Permit)」に分かれています。

・就労許可(Work Permit):タンザニアで仕事をするための許可。労働局(日本でいう厚生労働省のような部署)が管轄
・居住許可(Resident Permit)タンザニアに住むための許可。移民局(日本でいう法務省のような部署)が管轄

しており、それぞれで違う許可証を取得しなければならず、

就労許可が降りたら、居住許可を申請する流れになります。

これがなかなか大変な作業です。

ビザ取得の苦労

実は私たち、2021年の6月に就労許可の申請書類を書いて提出したのですが、2022年1月に「申請方法が変わったから再度申請してください。」との指示が…

「半年も前に申請したのに、なんでもっと早く言わんの!?」

なんて文句を言っても仕方ないので、もう一度申請。

以前は申請用紙に手書きだったのに、今は全てオンライン上で申請するようで、ほんっとに全然違う感じになっていました。

Resident Permit申請画面

申請する人の情報や、働く場所(企業、団体、学校など)の情報を入力したり、必要書類をアップロードします。

必要な書類というのは、例えばこんな感じです。
注意:これで全てではありません。

  • 教員免許授与証明書(英文)
  • 大学の卒業証明書(英文)
  • 大学の成績証明書(英文)
  • 証明写真(4.5mm×3.5mm)1枚
  • パスポート

しかし、必要書類を全て揃えても、あれやこれや追加書類を求められる始末。

中には、「タンザニアの教育大臣の推薦書」なんて、取得不可能に近い書類を要求されることも。(笑)

4月、5月と、出発できずにモヤモヤと過ごす日々は続きます。

申請作業を担ってくれているタンザニア人の仲間が、「ちょっと担当者がおかしい」と気付きます。

そして、窓口に相談すると、「話をあえてややこしくさせていた恐れがある。」と告げられます。

手続きがなかなか進まないことで痺れを切らした外国人に賄賂を要求する

なんて目的で、こういうことはよく行われるようです。

今回、現地で協力してくれる人がいたから良かったものの、いなかったらどうなっていたのやら…。

【追記】やっと出発!

就労許可、居住許可がすべて承認されたのは6月上旬でした。

最初の申請開始からなんと1年!笑

長い道のりでしたが、無事にタンザニアに出発することができそうです!

しかし、「居住許可」を受け取る際に、本人の指紋を取らなければならないそう。

「日本にいるから無理じゃん。笑」

ということで結局、短期ビザで入国してから受け取りに行くことに。笑

仕組みが無茶苦茶すぎる!!!

なんて文句を言っても仕方ないので、短期ビザを申請。

そんなこんなで本日、成田発の飛行機でタンザニアに向けて出発します。

短期ビザが承認されたら現地政府から送信されるメール連絡はまだ来ていませんが、まあなんとかなるでしょう!笑

成田空港の搭乗口付近にて
一般社団法人 Wakwak for Everyone
いっぱんしゃだんほうじん わくわくフォーエブリワン
知らない世界に出会うこと、興味や関心があることを学ぶことはとても刺激的で、わくわくします。私たちは、タンザニア等への現地訪問スタディツアーや海外と繋がるオンラインイベントなど、学びの機会を提供する団体です。日本の子どもはもちろん、開発途上国の貧困地域の子どもにも「わくわく」を感じてもらうことを目指します。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次