企画を通じて「世界にわくわくしてほしい!」というのが、お子さんに一番感じてほしいところであり、私たちWakwak for Everyoneが最も工夫しているところです。
それだけではなく、教員免許を持ち、教員経験や学校教育への理解のあるスタッフが、わくわくしながら「学べる」イベント、インスタ配信をデザインしています。
このページでは、私たちが企画の中でどのような学びを意識しているかを3つに分けて解説したいと思います。
学習指導要領(学校の勉強)につながる学び
Wakwak for Everyoneのイベントは、文部科学省が定めた「学習指導要領」つまり学校で勉強する内容との結びつきがあります。
新しい学習指導要領(平成29年告示)では、「生きる力、学びのその先へ」と題し、外国語教育の充実やICT機器の活用などに力を入れ、また、「何を学ぶか」だけでなく「どのように学ぶか」、そしてさらに「何ができるようになるか」を重視して、子どもたちの生きる力を確実に育む教育を目指しています。
以下に、小学校学習指導要領解説(平成29年告示)に書いてある内容を一部だけ紹介します。
※文部科学省のウェブサイトより引用
社会科
我が国や外国には国旗があること,いずれの国でも国旗を大切にしていること,及び,我が国の国旗を尊重するとともに,外国の国旗を尊重することが大切であることなどを指導することが大切である。その際,取り上げた外国の名称と位置,国旗を地図帳などで確認することなどを通して指導するように配慮する必要がある。
(第3学年の目標及び内容より)
外国の人々の生活の様子については,児童が調べた国について,相互に交流し合う活動を取り入れたり,取り上げた国々と日本との国際交流の様子などを取り上げたりして,文化や習慣が多様であることや人間としての願いが共通であることなどを考える学習などが考えられる。
(第6学年の目標及び内容より)
外国語活動
外国語を通して,言語やその背景にある文化に対する理解を深め,相手に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
(第3〜4学年 外国語活動の目標)
実際に英語を用いた言語活動を通して,次の事項を体験的に身に付けることができるよう指導する。
ア 言語を用いて主体的にコミュニケーションを図ることの楽しさや大切さを知ること。
イ 日本と外国の言語や文化について理解すること。
(ア)英語の音声やリズムなどに慣れ親しむとともに,日本語との違いを知り、言葉の面白さや豊かさに気付くこと。
(イ)日本と外国との生活や習慣,行事などの違いを知り,多様な考え方があることに気付くこと。
(ウ)異なる文化をもつ人々との交流などを体験し,文化等に対する理解を深めること。
(第3〜4学年 外国語活動の内容)
英語
外国語の背景にある文化に対する理解を深め,他者に配慮しながら,主体的に外国語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
(第5〜6学年 外国語の目標)
英語を使用している人々を中心とする世界の人々や日本人の日常生活,風俗習慣,物語, 地理,歴史,伝統文化,自然などに関するものの中から,児童の発達の段階や興味・関心に即して適切な題材を変化をもたせて取り上げるものとし,次の観点に配慮すること。
(ア)多様な考え方に対する理解を深めさせ,公正な判断力を養い豊かな心情を育てることに役立つこと。
(イ)我が国の文化や,英語の背景にある文化に対する関心を高め,理解を深めようとする態度を養うことに役立つこと。
(ウ)広い視野から国際理解を深め,国際社会と向き合うことが求められている我が国の一員としての自覚を高めるとともに,国際協調の精神を養うことに役立つこと。
(第5〜6学年 外国語の内容)
などなど、教科ごとに色々と難しいことが書いてありますが、まぁこれは教育のプロである学校の先生が理解できれば良い文章なので、お気になさらず。(笑)
何が言いたいかを簡単に言うと、Wakwak for Everyoneのイベントでは、
- 国旗の意味をクイズ形式で紹介したり、
- その国の共通言語でのあいさつ等を使ってみたり、
- 逆に日本の言葉や文化を教えてみたり、
- 海外の日常を生中継でのぞいてみたり、
などなど、小学校の社会や英語・外国語活動などの授業で学習することをリアルタイムで海外と繋がって学べます。
オンラインイベントが学校の授業で学んだことを活かす場にもなりますし、逆にオンラインイベントで学んだことを学校の授業で活かすことにもなります。
学校の授業で学ぶ際にお子さんが、「〇〇国の友達が言ってたんだけど〜」なんて発表できたら嬉しいですよね!
オンラインイベントを通じて得た生の学びが、学校の授業での学びと結びつきます。
世界への興味関心・異文化理解につながる学び
世界とリアルタイムで繋がることで、ネット上の情報だけでは味わえないホンモノを体験することができます。
また、違う国の方々や同年代の子どもたちとの交流を通して、自分とは違う文化を受け入れる心や、友達のいる国のことを考えるきっかけを作ります。
これは、違う国の人だけでなく、身近な人との違いも受け入れられる、優しさを養うことにもつながります。
また、ある時にどこかで「友達のいる国に爆弾を落とそうとは思わない」という言葉を聞いたことがありますが、海外の方々とインタラクティブに関わるイベントを通して、世界の平和にもつながる学びになると信じています。
オンラインイベントを通じて、世界への興味関心や異文化理解が養われ、そしてその先にある世界平和に繋がる学びが得られます。
SDGs(持続可能な開発目標)につながる学び
今の時代、「知らない人はいない!」というくらい共通の言葉となったSDGs(エスディージーズ)。
意味はわからなくても、テレビや新聞で見たことがある人、学校の授業や仕事で聞いたことがある人も多いと思います。
Wakwak for Everyoneのイベントは、SDGsにつながる学びでもあります。
イベントの中で、「今日のイベントはSDGsの●番目に関係がある。」と、ハッキリとは明示しておりませんが、SDGsとの関連性は意識してイベントを実施しています。
例えば、
タンザニアの家庭と繋がった際には、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」
日本が支援するタンザニアの女子中学校と繋がった際には、「4.質の高い教育をみんなに」「5.ジェンダー平等を実現しよう」
そしてピースデーのイベントの際には、「16.平和と公平を全ての人に」
と関連のあるイベントでした。
オンラインイベントを通じて、SDGs(持続可能な開発目標)につながる学びが得られます。
さいごに
ここでは、私たちが企画のデザインをする際に意識している学びについて、以下の3つを解説しました。
- 学習指導要領(学校の勉強)につながる学び
- 世界への興味関心・異文化理解に繋がる学び
- SDGs(持続可能な開発目標)につながる学び
ただ、やっぱりオンラインイベントを通じて、参加してくれたお子さんと保護者の方に「世界にわくわくしてほしい!」というのが一番の思いです。
親子で「わくわく」を感じてもらったついでに「気づいたら色々と学んでた」と後々気付けるような、そんな工夫を今後もし続けていきたいと思います。
みなさまのご参加をお待ちしております。
親子で学べるインスタ配信もチェックしてみてください♪
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