2023年2月18日(土)に、静岡県の浜松開誠館中学校・高等学校ので講師を担当させていただきました。
浜松開誠館について
浜松開誠館中学校・高等学校は、なんと来年(2024年度)に学園創立100周年を迎える伝統ある学校であるとともに、「グローバル教育」や「ICT教育」など先進的な取り組みにも力をいれているそうです。
そんなグローバル教育の一環で、
「土曜講座グローバルエッセンスの授業で、生徒に異文化を体験させてほしい!」
とご依頼がありました。
どんな授業をしたの?
授業は、タンザニア🇹🇿から100%オンラインで実施しました。

今回の授業は、
- クイズを通して楽しく学ぶ!
- 体験を通して能動的に学ぶ!
- 自分ごととして学ぶ!
の3つの要素を意識して計画しました。
クイズを通して楽しく学ぶ!
今回の授業では、1時間半の授業の中に8問のクイズを織り込みました。
クイズの内容はどれも、授業のテーマになっている国の生活や文化に関連したものです。




写真や動画を使って、詳しくバッチリ解説もします。
今回は中高生が対象ということもあり、データを使った説明も盛り込みました。




クイズを通して楽しく学んでもらうことで、より海外や異文化に対する興味や関心が高まるよう工夫しました。
体験を通して能動的に学ぶ!
アフリカ布の紹介の際、写真を見たり、話を聞くだけではなく、「実際にアフリカの方たちがどのように使っているか」を体験してもらいました。


現地の中学生が布の巻き方を紹介したビデオを見ながら、自分たちで巻いてみました。


↓実際の説明映像はこんな感じ。
↓体験の様子はこんな感じでした。
1枚の四角い布を色々な方法で巻くことができ、オシャレや生活に役立てていることを体験しながら学んでもらいました。
※事前に先生に布をお渡ししておきました。
自分ごととして学ぶ!
講師がJICA海外協力隊としてパプアニューギニアで活動していた時のリアルな様子を題材に、「どんな課題があるか」、そして「自分ならどんな活動をするか。」を考えてもらいました。
例えば、下の写真を見て、「街がゴミだらけで汚れているな…」と感じた時…
みなさんならどうしますか?




解決するために何かできることはあるでしょうか?
そんな質問を投げかけたところ、
- 地域の人と一緒にゴミ拾いをする。
- 街の中にゴミ箱を設置する。
という意見が出てきました。
ただ話を聞くだけでなく、こんな風に、
「自分ならどうする?」
を考えてもらうことで、ちょっと難しそうな「国際協力」という言葉がグッと身近に感じられたかと思います。
ちなみにゴミ拾いの企画は、実際に当時私の住んでいた街で他のJICA海外協力隊の方が企画をしており、効果が出ていた方法です。
すぐにでも実践できそうですね!
生徒の感想は?
以下、授業に参加してくれた生徒さんからの感想です。
- パプアニューギニアやタンザニアの女性が勉強を受けづらい環境なことや、勉強する環境が整っていないことから国際協力の方が勉強やいろいろな経験ができる環境を作っていることに驚きました。
- パプアニューギニアに800以上の言語の種類があることやシェルマネー、伝統的な服、布など昔からのことがまだ続いていること、その文化を守ろうと活動している子どもたちがいることなど、クイズ形式で楽しく学べて良かったです。
- 日本の文化と違くて面白かったです。私が注目してこなかった国だったのでこういう機会に知れてよかったです。パプアニューギニアとタンザニアを調べてみたいなと思いました。
楽しい時間を一緒に過ごしてくださり、ありがとうございました〜!
出前授業のご依頼はこちら
この記事で紹介したように、Wakwak for Everyone(わくわくフォーエブリワン)は、国際協力や異文化体験に関する授業を実施しています。
ご依頼を考えている方、ご質問のある方は、以下のリンクからコンタクトフォームよりお問い合わせください。

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